環境の力は大いに生かそう

 

現状は「よりよく」なる環境になっていますか?

 

環境を見渡しこと意識してみることありますか? 

 

よく「環境」が「人」をつくると言うがその逆も然り

 

「人」が「環境」をつくる

 

環境に染まる自分もいれば

自分が良くも悪くもそういう環境にしていることもある

 

しかもそれは無自覚で気づくこともない

 

そんな環境という見えない力は馬鹿にならない

 

気づかないうちに良くも悪くも自分自身に影響を及ぼす

 

日常での学校や職場、家庭での環境を見渡してみよう

 

思い返してみよう

 

雰囲気が悪ければ

物事に取り組むとき

やる気が損なわれていませんか

 

もちろん

ご自身の問題によってのこともあるかもしれないが

それを補う環境であればどうですか

 

目に見えない「雰囲気」は

自分の能力を発揮するうえでも大切な要素

 

今回のオリンピックでも

無観客で行われたことに対しての

出場選手の有観客希望の声からも

人のパワー(応援)は

とてもパフォーマンスの高いプレーするための

エネルギーになる

 

これは日常生活においても同様

 

つまり

人間は自然とお互いに影響を与えたり受けたりしている

 

誰しも悪い影響を与えようとは思わないし

悪い影響を受けたいとは思わないだろう

 

環境が人間関係に与える影響も大きく関わっている

 

つまり

環境も人の幸福に深く関わっているということ

 

そこで

良い人間関係の維持と自分の能力を発揮できるように

「よりよい環境」について考えてみよう

 

アメリカ企業の有名なGoogle(グーグル)社をご存知だろう

 

その企業が「プロジェクト・アリストテレス」という

リサーチチームを立ち上げて

従業員の働き方を最適化する方法を研究している

 

そこで社内の180の部署に広範なインタビューを行い

生産性が高いチームは何が違うかを調べ上げた

 

そこでわかった最終的な結論は

「最高のチームに最も必要なのは『心理的安全』だというもの」

 

前にも書いたことがあるが

心理的安全」とはチームに対する信頼感のこと

 

分かりやすくいえば

「どんなヒドい失敗や恥ずかしいミスをしても

  その場の仲間ならバカにもされないし

  適切に助けてくれるだろう」と思える感覚(環境)のこと

 

心理的安全の重要性に比べれば

その他の要素はほとんど影響を持たなかったという

 

いかにカリスマ的なリーダーがいようが

いかにチームメンバーの能力が高かろうが

心理的な安全性がもたらすメリットに比べれば

ゼロに等しかったのこと

 

昔から「ソーシャルサポート」と呼ばれてきた概念

 

職場の同僚との関係性が

自分の幸福に大きくかかわることは以前より知られている

 

社内において人間関係が悪いほど心疾患やガン

にかかりやすい事実は確認されてる

 

少し日常を振り返ってみよう

 

自分の間違いや失敗を

常に指摘され怒られとがめられる環境で

結果だけを求められたら

自ら新しいことにチャレンジしようと思うだろうか

 

自ら考えることは

今の能力で間違いも失敗もしないように怒られないようにするしかない

 

本当は

どうやったら今の状況がよくなるだろうと

自分の能力向上と周りと共に生産性を考えなければならないはず

 

それを自分の心を安定させるものに理性を使わなければならなくなる

 

誰もが

できるだけ不快な気持ちで(不幸に)日常を過ごしたくないだろうから

 

しかし

よりよくしていくことや能力向上は

そういう間違いや失敗を経ずに得られるだろうか

 

或いは

そんな状況で信頼関係が構築できますか

 

揚げ足取りばかりのオンパレードとなりませんか

 

どんな状況でも

日常において一人で成し得ることより

二人以上で成し得ることが

より生産性が高くなることは容易に想像できるはず

 

だからといって

誰もが同じ状況でロボットのように

効率よく合理的に動けるだろうか

 

人間には心がある

 

頭で理解しても

心がついていかない状態では

なかなか行動に移せない

 

たとえそれが

自分にとって利益があったとしても

感情が許さなければ

なかなか重い腰が上がらない

 

「やりがい」や「やる気」を損なう環境であれば

ずっと理性で動かざるを得なくなる

 

日々の人間関係がうまくいかなければ・・・

心が荒めばどうなるか

 

日々

誰しも自ら失敗や間違いを使用と思わなくても

意不注意(心ここあらず)で失敗や間違いは起きる

 

それに

人によって得意不得意があるし

人によって得意不得意が違う

 

日常のパフォーマンスにおいて

調子が悪いときもあれば良いときもある

 

人生において問題が起きない

悩みがない人生なんてあり得ない

 

そんな時でも

精神性を保てる或いは

互いのエラーを補完し合える土台形成が

心理的安全な環境」

 

そういう環境であれば

間違いや失敗や損したこと

無駄なことをマイナスではなく

投資として捉え直せる

 

実際によりよくするとは

それがあってのもの

 

能力を超えたものに挑戦と試行錯誤していくことだから

 

今の能力で右肩上がりによりよくなることは絶対にないし

あっても続くことはない

 

それに

理屈だけで自分や人を動かし続けることは不可能

 

「健全な心、良い心」があっての「理屈や個人の能力」であり

よりよくしていくには切り離せない関係性

 

自身も心が弱いと自覚している

 

うまくいかないことや思い通りにならないことも多い

 

失敗や間違い、結果的に無駄なこともする

 

それでも前向きによりよくしようという気持ちを維持するために

日々の「心理的安全な環境づくり」は欠かせない

 

自分の能力の限界も理解しているつもり

 

だから人の協力も絶対的に必要

 

よりよくしていくには

相応の時間と実際の行為(試行錯誤)が必要だから

 

自分自身も協力してくれる人にも

粘り強さとあきらめないことと柔軟性が必要だから

 

そういう心を維持できるように

心理的安全な環境が良い人間関係をもたらしていくし

信頼関係の構築にも役立つ

 

そういう環境と人間関係で

物事に取り組みよりよくしていきたくことが

結局

日々を充実にしたものに

幸福にプロセスを歩める

 

要は

うまくいかなくても

思い通りになかなかならなくても

心を穏やかに

ストレスを溜めずに

よりよくしていくことを意識する

 

 

心理的安全な環境を意識して

自分と協力してくれる人ともに

よりよく磨きをかけて

価値あるものを生み出しいこう