早い成功は脆弱な人間性が露呈する・・・

ひとつ今の世の中を少し読み解いていこう

 

というか

あくまで自身の見方であり解釈だから

当然正解でもない

 

前提を理解し

仮説を立てる訓練として

ご参考ください

 

もちろん

参考にしなくても読むだけでもいいし

参考にならない内容の可能性もある

 

何せ自分自身の解釈だから

 

さて

世の中はオリンピックが終わってしまったが

テレビを見ない自身としては

ネットで結果を見るくらい

 

今回は日本としては

過去最高のメダル獲得として

とても元気をもらった人も多いことだろう

 

自分としては

そこにはあまり関心がない

 

その代わり

「ある金メダリスト」について大いに関心がある

 

 

今回

最年少メダリストが誕生したことは

ご存知のことだろう

 

13、14歳という若さで

金メダルとは大いに喜ぶべきことであり

影響されるものだろう

 

すごいことであり

才能を開花させた

周りのサポートもあるが

もちろん

本人の頑張り、努力も当然のこととして

誰からも称賛されること

 

ここから

少し深読みしてみると

自身としては悪い意味に捉えれば

これからの人生がとても大変なものになるだろうと

危惧している

 

逆にかわいそうなくらい

 

もしかしたら

環境によっては窮屈な人生を送るかもしれない

 

「今までの生きた中で一番幸せです」と

その当時のインタビューで語った人は

有名だからご存知だろう

 

そう

1992年バルセロナオリンピック200m平泳ぎ金メダリスト

14歳での競泳史上最年少金メダル獲得記録保持者である

岩崎恭子さん

 

実際のところ

詳しくは知らないが

少し読んだことがある記事から

その後の人生は

「14歳の少女の日常は瞬く間に崩壊した」とあった

 

そう

早い成功は心が育っていない分

とくに人間性の脆弱さが露呈する

 

もちろん

もてはやされていい気持ちにあることもあるだろうが

それ以上に「一事が万事」という面で

多くの人に見られるし

あることないことまで聞かされることだろう

 

ちなみに

自身のメンターのメルマガから抜粋

 

私からすると「一事が万事」という考え方は

認知のゆがみに過ぎません

 

1つの現象を見てすべてを決めつけてしまう、

典型的な「過度な一般化」です

 

たとえば

世界的なジャーナリストの

マルコム・グラッドウェルは

「学生の成績と、部屋の汚さ、遅刻の回数、

  服装の乱れなどは何の関係もない」

という調査結果を2000年に発表しています

 

日常生活がだらしない成績優秀者はいますし、

逆に几帳面でも勉強の苦手な人はいるのです

 

あるいは

1992年のクワントレン工科大学の研究で

人間の性格と筆跡にも相関がないとわかっています

 

つまり

あなたの文字の美しさ/汚さと、

性格はまるで関係ありません

 

「一事が万事」などというのは大嘘で

「一事は一事」でしかないのです

 

もちろん

世の中にはこうした事実を知らずに、

「一事が万事」だと思いこんでいる人もいます

 

そういった“一事が万事バカ”と付き合うときは、

細かい服装や筆跡などに

あなたも気をつけたほうがいいかもしれません

 

どうでもいい部分で、あなたの評価を

不当に下げられてしまう可能性があるからです

 

引用はここまで

 

何が言いたいか分かりますか

 

その人自身の人間性まで美化されてしまい

鎧をまとわざるをえなくもなる

 

できた人間として扱われる

 

言動も行為も模範生として見られる

 

14歳くらいで

どんなに能力やスキルがすぐれていようとも

早々に人間性が成熟することはほとんどない

 

それでも

当人が心の術を学んで身につけているならいいが

もしくは遺伝的に周りの声を気にしない性格ならいいが

これからの人生

良い環境(人間的に良い人とのめぐり合い)であることを願うばかり

 

いらんお世話と言われそうだが・・・

 

今までの学びとパターンを理解すれば

人間性、人格が伴わず

能力だけで人生を生きることは可能だが

有名人になればなるほど

波乱の人生になりがちなのは言うまでもない

(環境に影響されるということ)

 

といっても

能力だけ(個性主義)で人生を全うする人がいるのも確か

(それが多くの人が憧れるもの)

 

ここで名著

7つの習慣」から一節

 

人間の成長過程には

しかるべき順序とプロセスがある

 

どの段階も飛ばすことができない

 

これは人生のあらゆる側面において言えることだ

物理的な現象について

この「プロセスを踏まなければならない」という原則は理解しやすいが

個人の人格や人間関係の育成について

この原則を正しく理解することは難しくまた

それができている人は少ない

 

しかもこの原則を正しく理解したとしても

それを真心から受け入れて

それに沿って生活するということは

さらに難しく稀なことだ

 

したがって

個性主義的な近道を探す人が多くなる

 

時間と努力を節約するために

不可欠な段階を飛ばしながら

望む結果の達成を期待するのだ

 

引用はここまで

 

これを理解したとしても

節約する性質を止めるのもなかなか難しい

(これも自制心を鍛える意味としては意識しよう)

 

能力が高い人で人間的に問題がある人は

けっこう多いだろうと自身は仮説を立てている

 

それに

華やかな部分だけしか見えないから

本当のところ幸福な人生なのかどうかは疑問

 

それに比べて

サッカーにおいての

久保建英」選手は

遺伝的にも後天的にも

彼の言動を聞くかぎり

あの若さで心が育っているように思えるし

前提がしっかりあるなら

負けたくやしさはさらに強靭な人格を形成する

(人格主義)

 

さらに言えば

あの年齢であれだけの重圧を背負っただけに

最後にいろんな思いがあったのかもしれないが

自分の弱さをさらけ出したことも

自分の心を保つためにも次に向けても

自身としてはとても好感を持てたし

サッカースキルと同様に心の操作も「うまいな」と思った

 

(心の柔軟性を自然と身につけているかもしれない

  もちろん自身の勝手な解釈)

 

とはいえ

ここで学べることは

日常での話でアスリートと違って

人生という長いプロセスで捉えれば

「今まで生きてきた中で一番幸せ」というその時より

たいていは「日々幸せに生きること」を望むことだろう

 

何が前提に必要かは

先人(世の中)から学ぶこともできるということ

 

心を満たし維持するためには

人格、人間性が伴わないかぎり感情の奴隷となるばかり

 

人格、人間性は長期的なプロセスで形成するものだから

(自制心を鍛えることと心の術を身につけることにおいては)

 

幸福な人生もプロセスであり

瞬間で(その時)だけで

幸福な人生が保障されることも歩めることもない

 

飛ばしていけない段階を

飛ばしていませんか

 

自分の人間性に向き合わず

近道ばかりを探そうとしていませんか

 

一つのことを極めるのに

あきらめが早い自分になっていませんか

 

土台形成はゆっくりと

そしてグニャグニャだから

 

まっすぐ、右肩上がりが続くなんてあり得ない

 

土台形成のプロセスに心が育つ要素が満載

 

それがあっての

あなたの最短の成功を目指そう

 

メンタルが弱いあなたならの話