あなたにとっての仕事観は・・・?

日々

充実した仕事をしていますか?

 

充実した仕事は何によってもたらされると思いますか?

 

その要素として

大きく分けて二つある

 

ひとつは

やっていること自体に意義を感じているか

あるいは好きかどうか

 

ふたつは

その場の良い人間関係を築けているかどうか

 

「環境が人を作る」と言うが

その環境(雰囲気も含む)を作っているのが

何よりその環境にいる先人たち

 

集中して気持ちよく仕事に打ち込むためにも

人間関係、信頼関係はとても大きな要因となる

 

といっても

これらはすでに備わっているものでもなく

周りの協力も得ながら

自ら築いていくもの

 

そうはいっても

仕事に意義を見つけることはできるのか

 

仕事を好きになるとはどういうことか


そして

同時に人間関係も良好に保てるにはどうすればいいか

 

ひとつ考えてみよう

 

人によって得意不得意がある

 

不得意なことは克服したい気持ちがあっても

なかなか克服するのは難しいもの

 

嫌いな感情は嫌いな感情のまま

 

その感情のままを理性で抑えながら

不得意なもの、自分の弱みを克服することができますかということ

 

多くの人の認識として

「人は誰でもほとんどすべてのことにおいて

  訓練すれば能力を発揮することができる」

「誰にとっても最も成長の余地があるのは

 その人の一番弱い分野である」と思っていないだろう

 

それを考え直してみよう

 

「人の才能は一人ひとり独自のものであり  永続的なものである」

「成長の可能性を最も多く秘めているのは一番の強みとして持っている分野である」

 

つまり、自分の強みとは何か

 

もっと言えば

自分の強みを自覚して

弱点と折り合いをつけられるくらいまで

その強みを活かしきること

 

といっても

自分の強みが何かが「簡単に」「すぐに」分かることはない

 

それに

自分の強みは何かを教えてくれる人も

学ばせてもらえる場もない

 

加えて

たいていの自分の強みは他の人が難しく感じることを

当たり前のようにやっていることなので

自分で気づくことさえも難しいもの

 

自分の強みを自覚し活かせる場も

何より「失敗と成功の不連続な意識した経験量」で

分かるようになりもの

 

今あるもの(能力など)

今ある環境(そのときでき得る範囲)から

よりよい方向へ飛び出すための

「思考錯誤」と「試行錯誤」をしながら

経験して培ってきたプロセスを歩んで

初めて自覚し活かせるようになる

 

その経験量がその強みの確信へ変わることで

その後の環境変化や想定外なことへの

適応力の向上にもつながる

 

初めから「これだ」というものが分かることはない

 

とはいえ

そのための場数を踏む経験よりも

即日性と確実性で承認欲求(認められたい、評価されたい)を求めるのが

人間の性(さが)

 

つまり、

ない努力でスマートに効率よくやることを求める

 

それをコントロール、抑制しながら

自分の強みを自覚し

活かせるようになるには

紆余曲折でぐにゃぐにゃした

そんなプロセスを続けることでしか

身につけられることはない

 

だから

望む結果を得ることに充実感を得るのではなく

そんなプロセスを歩むことそのものに充実感を感じられる自分にすること

 

そんなプロセスだから

思うようにいかないことや想定外のことも往々にしてある

 

不快な状況、問題等も普通に起こりうることだろう

 

問題や悩みのほとんどは

人との関係性によって起こりうるもの

 

もちろん

そのときの能力の限界によって

壁が立ちはだかることもあるだろう

 

そんなときでも大切になるのが環境

 

もちろん

周りに対する自分自身の取り組む姿勢や行為にも

その環境は関わってくる

 

それが「良好な人間関係」

 

そして

物事を成しえるための「環境創り」で最も大切なことは

心理的な安心」があるかどうか

 

心理的な安心」とは

その環境(職場など)内での信頼感のこと

 

「どんなにヒドイ失敗や恥ずかしいミスをしても

  この仲間ならバカにされないし、適切に助けてくれる」と思える感覚を意味する

 

人間は感情で動く動物

 

人の間違いや失敗をいちいち指摘したりされたりする関係性でお互いどう感じるか

 

自尊心を傷つけあって

失敗や間違いを素直に反省し

改善していこうと思って行動に移せるだろうか

 

当然ながらやる気をなくすことばかりになる

 

お互い様という気持ち(尊重しあう気持ち)と

協力し合う気持ち、自分の弱みを補完しあう気持ちこそ

自分も周りも充実した気持ちになり

遣り甲斐を持って自分の強みを活かせるし

リスクを伴う新しいことにもチャレンジできるもの

 

そのうえで

仕事に対する姿勢(考え方)はとても大切

 

仕事は人間の心を映し出す鏡

 

仕事が粗雑な人間は内面も粗雑

 

退屈そうに仕事をしている人間は

仕事に退屈にしているのではなく

自分自身に退屈しているだけ

 

つまらない仕事でも

丁寧に誠実に取り組めば

人を感動させ動かせることができる

 

仕事というのは

自分の心の状態を映し出すもの

 

嫌な仕事なんか

そもそも存在しない

 

仕事が嫌な人間がいるだけのこと

 

嫌な仕事をやらされることになれば

言い訳を探したがる

 

そういう人は仕事のことを

自分を試すチャンスとは見ずに

自分に与えられた罰だと考えてしまう

 

そんな考え方であれば

仕事はつまらなくなってしまうし

何より周りの人に

どこかで信頼を失うような態度に表れる

 

信頼を得るには時間を要するが

信頼を失うのは一瞬だから

 

それでは

自分の強みを意識して

充実したプロセスを歩めるようには

どうすればいいのだろうか・・・