自分の心の弱さと向き合おう・・・

 自身の日常では

自分の心の弱さを自覚しながら過ごしている

 

そういうふうに日常で自分の心を自覚することありますか

 

なぜ、そうするかと言えば

何をするにも

日々の身体の健康やモチベーションの維持と

パフォーマンスを発揮するには

メンタル面の影響が大きいから

 

人間関係においても

自分の意思決定においても

「心」がどういう状態か(私は「心の作用」と呼んでいる)によって

自分自身や相手に対する行為や評価判断が変化する

 

その意味で

いろんな要素や状況があるとはいえ

突き詰めると

「心の状態」が環境の方向性を決めていると言っても過言ではない

 

つまり

その人の人間性を形成していく

 

例えば、考え方一つとっても

「よりよく知恵を使うか」

反対に

「悪いほうに知恵を使うか(いわゆる悪知恵)か」

 

あるいは

人間関係においても

「素直に認めるか、謝るか」

反対に

「保身に走るか、自己正当化するか」

 

常に外的な要因をどう解釈するかで

湧き上がる感情に心の作用が影響を与える

 

反対に湧き上がる感情が心に影響を与え

外的な要因に対する解釈(意味づけなど)も変わる

 

理性と感情()の相互作用によって

常に「心」は揺れ動いている

 

そのときの湧き上がる感情で人間性が変わるとも言える

 

報道でも日常でも

聞いたり言ったりしていないだろうか

 

「あんな人とは思わなかった」とか

「あんないい人があんなことをするなんて・・・」

などなど

 

なぜ人はそう反応するのか

 

もちろん

今までのその人への評価判断と違う行為をしたから

 

それを自分事に捉えて自覚できかどうか

 

日常でよくあることから思い出してみよう

 

たとえば

人の間違いや失敗に対しては

何か指摘したり

不快を感じたりするだろう

 

一方

自分の間違いや失敗に対してはどうですか

 

何かと自己正当化したり

自分以外のせいにすることはないだろうか

 

しかも

都合が悪いときの自分がどんな行為をするのか

ほとんど自覚することはない

 

また

そういう状況の陥ることを予期した対応をすることもできない

 

もちろん

要因はそれだけではなく

その時の環境や状況にもよる

 

究極的には追い込まれたり

不都合な状況によっては

自分の人間性を失う可能性を常に秘めている

 

名著「人を動かす」のなかに書いあること

「不快な状況に直面したとき

まずあらわれてくるのは

自分の立場を守ろうとする本能だ

気をつけねばならない

冷静にかまえ

最初の反応を警戒する必要がある

あなたの最悪の人柄が突出し

最善の人柄がかくれてしまうかもしれないのだ」

 

というように

誰しも最善の人柄と最悪の人柄の間を行き来しているということ

 

それを理性(経験で培った考え方)

感情の満たし方によって

心の均衡を調整しながら

自分の人間性を保っている

 

ただ

その保ち方や基準(心の負荷の耐性)

培った経験やもともとの性格(短気やのん気など)

その場の環境によって違うし

自分が感情的になったときのことを振り返ってみると

理解できるかもしれない

 

「心の弱さ」を自覚できるようになったとき

自身はとても楽に生きれるようになった

 

心が弱いこと自体が問題ではなく

心の弱さを放っておくことが

日常の行為に悪影響を及ぼしていくということ

 

誰しも

間違いや失敗はすることはあるし

自分の悪いクセで問題になることもあるし

触れられたくない苦手な部分もあるだろう

 

そんなダメな部分を含めた自分自身そのものを

受け入れられるようになれるか、さらけ出せるか

また、それらを日常で外的な刺激(人からの指摘など)によって

自分がどう解釈し、対処・適応していくかだ

 

人間の大きな欲求の一つに

心から褒められたい

認められたいという欲求がある

 

その欲求と「心の弱さ」は表裏一体

 

この欲求があるがゆえに

心の弱さを隠そうとしたり

感情的になったりする

 

それによって

生きづらくなったり

本来の能力が発揮できなかったり

人間関係が悪くなったりする

 

その時々に現れる人間性

大いに関わってくるのが「心の作用」

 

自分の心は見えない

気づかないだけに

その心を疎かにしがち

 

人と比較参照しながら

自分以外なもので不快な状況を捉えて心の均衡を保つことこそ

無自覚な「心の弱さ」によるものだとも言える

 

心の弱さを自覚して

その心を大切に扱わない限り

日常が充実したもの

心を楽に過ごせることはないと思う

 

大切なことは

揺れ動く心の振れ幅を小さくできるように

意識してケアしていくこと

 

そのために

外的な刺激に対する見方や

その場の環境、雰囲気(共有意識も含む)を整えていくこと

 

基本

人の無自覚な反応は

自分事が一番の関心事であり

自分視点で人や物事を捉え

自分を理解させようとする

 

しかし

心を楽にするためには

お互い様と思える視点(お互いが尊重できる関係性、相互理解)

互恵関係は欠かせない

 

そのためには

他人事を自分事のように関心を持つこと

相対的に物事を捉えること

まず相手を理解することに

日々、意識して努めることが大切だと思う

 

 そう

 日々の意識したそういった行為の積み重ねこそ

 相手があなたに対する評価

 存在価値、見られ方、態度、理解度を変える

 唯一無二の方法

 

 日々を幸福に感じるために

 

 ぜひ

 意識してみよう