すべては心の弱さゆえに・・・

 名著「7つの習慣」からの一節

 

「持つ」ことと「なる」ことを区別することである

 

人の関心は「持つ」ことに満ちている

 

「家を持てば幸せになれる」

「もっと親切な上司を持っていたら・・・」

「もっと忍耐強い夫を持っていたら・・・」

「もっと素直な子供を持っていたら・・・」

「一流大学の卒業証書さえ持っていたら・・・」

「もっと自由な時間を持っていたら・・・」など

 

これに対して

 

影響を与える人は「なる」ことに満ちている

 

「私はもっと忍耐強くなる」

「もっと賢くなる」

「もっと優しくなれる」

 

つまり

人格主義の考え方である

 

問題は自分の外にあると考えるならば

その考えこそが問題である

 

それは自分の外にある

事柄に支配される(影響を受ける)ことを

容認することであり

変化に対するパラダイム

外から内になることである

 

つまり

私たちが変わることができる以前に

あるいは

状況を改善することができる前に

外にある事柄が変わらなければならない

という考え方である

 

問題の解決は内から外で変わることである

 

自分のあり方

(自分の内にあるもの)を変えることにより

自分の外にあるものを

プラス方向に転換させることである

 

つまり

私はもっと勤勉になれる

もっと創造的になれる

もっと協調性のある人になれる

という考え方である

 

自分の悩みを

他人の行動

条件づけ

あるいは周りの状況のせいにするのは

とても簡単である

 

しかし

私たちは自分の行動に

責任をとる能力がある

 

自分の人生をコントロール

自分の在り方や人格そのものに

集中することにより

自分の周りの状況を

大きく作用を及ぼすことができるのだ

 

引用はここまで

 

少し言葉と編集した部分があるが分かりますか

 

答えは簡単

 

しかも誰もが

心の奥底で思っていること

結局

悩みの根本解決は

自分自身が「影響を与える人」になればいいということ

   

もちろん影響を与える人とは

言うこと聞かせることでもない

思い通りに動かすことでもない

パワハラのことでもない

 

原則に沿った信頼行為を示すこと

 

しかも

一貫性をもって延々と示し続けること

 

そこに言葉(言動)はいらないくらい

 

入る余地もない

 

しかし

それはかなり難しいこと(苦痛なこと)だから

 

模範を示すことはリーダーシップを発揮すること

 

自分の信念とともにだから

 

いかなる状況になろうと

自分にとって都合が悪くなろうと関係なく

示し続けることがどんなに難しいことか

 

だから

心の安定させるには

自分以外に原因を求めるしかない

 

もしくは

自分を「できない人間」とか

きれいごとでは人生は歩めないとか

 

そうやって自分と周りを納得させる

(同じように周りもそう思っているから)

 

すべては

自分を変えることがとても苦痛に感じるから

   

そう考えたほうが「楽」だから

 

人間の行動原理は

快楽を求め、苦痛を避けることだから

 

しかも

苦痛は我慢できるレベル(閾値)を

無意識に設定しているから

 

そうであるなら

「なる」人になかなかなれないなら

それに伴ういろいろなエラーを受け入れる「心」を覚えよう

 

それをここでは

心の術或いは心の柔軟性と呼ぶことにする

 

そうじゃない限り

心の傷は溜まる一方だから

負荷がかかったとき

耐えることができないし

乗り越えることもできない

 

受け入れるとは受け止めることではない

   

方法として

心の境界線(バウンダリー)を引けるようになろう

 

自分の心の弱さをさらけだせるようになること

    

拒絶されてもいいと思えること

 

嫌われてもいいと思えること

 

すべての能力を身につける必要がないと思えること

 

ダメな部分があってもいいと思えること

 

これ事実として

影響を与える人もやっていることだから

 

なぜなら

知ってか知らずにかかわらず

弱さをさらけだせることが

人を引きつける力の一つだから

(人に影響を与える力)

 

人間味あふれる人であること

 

強さ、能力の高さだけでは

決して影響を与え続けることはできない

 

影響を受ける人は

妬みと嫌味など苦痛を感じてくるから

  

影響を与える人とは

強さと弱さを示し続けられる人

 

その弱さの示し方が

自分の間違いを認める力

人を認める力

感謝の意を表すこと

謙虚になること

などなど

   

ただ

この弱さを示すことも

メンタルがいることも理解しときましょう

   

示し方は人それぞれだが

弱さをさらけだす意味では同じこと

 

今の状況がどんなものでも

自分らしく生きられるようにしていこう

 

少しずつ「持つ」から「なる」に変えていこう

 

何をなし遂げたかより

どんなプロセスで

どんな行為を周りにしてきたかのほうが

人に価値を与えられるから