将来の不安を抱く自分、現状維持に固執する自分

自分の将来に不安を感じている人は

どれくらいいるだろうか

 

老後は2000万円ないと生活できないとかで

騒がれたことも話題となった

 

他にも

消費税もさらに上がっていく可能性がある

 

日本の借金は1100兆円を超えている

 

人口減少の中

少ない若い世代でより多いシニア世代を支えなければならない

 

などなど

 

いろいろなお金に対する不安

 

さらには

自然の環境も「温暖化」によるもの(?)として

今までに経験のない災害も毎年のように起きている

 

自分の住んでいる地域がどうなるかという不安もある

 

或いは大きな地震が起きる可能性についてもそう

 

今の世の中

不安を想起させる報道がけっこう多い

 

それでも現実に起きていないことに

現実味も湧かないから

その時になって考えよう

何とかなると思うことが普通だろう

 

そうだとしても

不安だけが先行しても

今が大事な人にとっては今のことしか考えられないだろう

 

今の行動が未来を作っていると思うこともない

 

心があっての生活だから

 

不安のままであれば

何とかやれている今をも

心休まることもないだろう

 

だから

その時になってはどうにもならない

自分の将来、家族の将来の備えを

どのように考えていけばいいだろうか

 

物理学者アインシュタイン

「いかなる問題(悩み)も

 それをつくりだした同じ意識によって

 解決することはできない」という名言を残している

 

つまり

今の自身の能力を超えているから

問題(悩み、不安)が起きていると言える

 

人はそういうものには

差し迫った問題(喫緊の問題)でなければ

フタをしておくこと(見ないこと、避けること)に慣れ切っている

 

しかし

そもそも世の中の報道すべてが正しいだろうか

 

よく示される数値の根拠を疑ったことがあるか

 

或いは

権威ある人が言えば

すべてそうだと思っていないか

間違ったことを言わないと思っていないか

 

その前提を変えることがなければ

いつまでたっても振り回される自分となり

将来の不安が増幅するだけである

 

前述した部分で言えば

実は情報量が少ないがゆえに知らない人にとって誤解を招いている

 

身近なところで言えば

人間関係に悩んでいるとストレスが溜まる

 

しかし

誰しも日々を気分良く過ごしたいために

自分が我慢することで丸く収まっているからという理由で

応急処置的な方法を選択する

 

つまり

我慢を繰り返すことになる

 

将来的に本当にその方法でいいかどうかということさえ考えない

 

問題は根本的な解決方法を知ろうとしないこと

 

つまり

「適切な知識を深く広げて多くの視点を持つこと」

 

今の世の中

「情報化社会」だから

 

専門家と素人のあいだで

情報の差はほとんどなくなっている

 

不安を解消するために

まず透明性のある情報を自ら得ていくこと

 

しかし

情報や知識を得るだけでは意味がない

 

次に必要となるのが

それらを取捨選択して活用する能力を身につける

 

基本的に

自分にとっての幸福(不安の解消)に正解はない

 

答えがないものを自分で導けるようにしていくことが

「知性を磨く」ということ

 

(ちなみに

「知性」とは物事を知り、考え、判断する能力のこと

「知能」とは決まった答えのある問いに対して

  答えを導き出す能力のことをここでは意味する)

 

「今の世の中、知的に怠惰では生き残れない」

 

多くの引き出し(価値ある情報)を持っておくこと

 

必要なときにすぐ取り出しできるようにしておくこと

 

不安(悩み)は不安(悩み)のまま

 

放置していても

不安(悩み)の種が次から次に出てくる

 

しかし

不安も見方によっては

潜在的な危険に備えようとする反応だから

 

不安が表面化する前に危険を予期し

危難をくぐりぬけるための準備とも言える

 

建設的な熟慮ができているときだから

不安心理がうまく機能しているときは問題ない

 

そうはいっても

不安をコントロールできない

意識から追い出すことができない

理性を受けつけない

一つの視点からしか見られなくなるのが

人間にとっては普通のこと

 

何かすれば

現状が維持できなくなる

 

何かしないと

現状が維持できなくなる

 

実際にどうすればいいだろうか・・・