快楽ポイントをどこに置くか

自己重要感を求めることは

人間なら誰しもある

 

人に認められること

 

人から褒められること

 

心からそう思ってもらえるなら

何より嬉しく思うことだろうし

さらに前に進もうとする力ともなり得る

 

しかし

一方でエゴの餌食にもなりやすい

 

例えば

研究調査でもあるように

子どもを褒めるとき

結果を褒めることと

努力したことを褒めることでは

その後の人生の質が変わると明らかになっている

 

これは感覚的にも分かることだろう

 

結果を重視しすれば

より少ない努力で出すことしかやらない

身につかない

 

今の実力でできるものが

たまたまよかったことでしか

自分が満足しなくなる

 

今の限界を超えたら

すぐ諦める

 

度が過ぎれば

ズルをしてでも結果を得ることを覚えてしまう

 

一方で

プロセスを重視すれば

その過程で因果関係も理解できるし

こうすれば失敗する

こうすればうまくいくなど

いろんな学びが自分のなかで熟成していく

そして何よりやり抜く力が身につくので

心も育っていく

 

つまり

人生に必要なことを

快楽ポイントをどこに置くかで

褒めることで自分で学ばせることができる

 

これを知らずに

自分の感覚で

損得勘定が染みついている大人が

「努力しなさい」と教えることは

いかに説得力がないか

社交辞令くらいにしか感じられない

 

快楽ポイントを考えながら

その子を褒めれば

その時の感情が残るため

記憶にも残りやすい

 

もちろん

結果を褒めることでも

その時の感情は残るが

言わずもがなで

その後の人生に何を求めながらやるか分かることだろう

 

これは大人でも同様

 

大人になっても

自己重要感は欲しがるもの

 

スキルを教えるより

褒め方だけでも

人を成長させることができる

 

スキルは心があっての

人格があっての

人間性があってのもの

 

スキルだけ身につけたとしても

どこかでつまづくだろう

 

レベルが上がるほど

 

それに上には上がいる

 

吸収力と向上心が格段に上がる

 

身につく早さも違うということ

 

よりよくするための

快楽ポイントを覚えよう

 

先を考えながら

今を歩むために