どれくらいの知識で不安は払拭する?

どうすればよいか分からない時に

不安を感じることはないですか?

 

よく今は知識社会と言われている

 

スマホ、インターネット、SNSが普及するにつれ

必要なあらゆる情報を引き出そうと思えば引き出せる

 

しかし

情報過多ゆえに

選択肢もまた多すぎて

どれを選択すればいいか分からない

 

自分にとって必要なときに

信頼ある正しい情報をいち早く欲しいというのが

一番欲するところ

 

既有知識が少なければ

そこを精査することがなかなか難しいこと

 

だからこそ

日ごろの情報収集(知識)は欠かせない

 

それでは

価値ある知識を

どれくらい知っていれば事足りるだろうか

 

ところで

現在は年間8万点を超える本が出版されているらしい

 

知性を鍛えるにはこの本を読みなさいという

アドバイスが世の中あふれている

 

150歳まで寿命を延ばす医療技術を開発する

アメリカのとあるベンチャー企業のオフィスには

 

「人生がもっと長くなったら何をしますか?」という

ポスターが貼られているという

 

そして

金属製の巨大な本棚が整然と並ぶ

未来の図書館をイメージした写真の中に添えられて

次の言葉が書かれている

 

「現時点で1憶2986万4880冊の書物の存在が確認されています。

 あなたは何冊読みましたか?」

 

すべて読もうとしても

150年の寿命であっても全然足らない

 

その間に新刊書(情報量)はどんどん増えていく

 

人類が生み出した知の圧倒的な堆積を知ると

どの本を読んだとか

何冊読んだとかの比較に何の意味もなくなる

 

15歳から85歳まで毎日1冊読んだとしても

書物の総数のせいぜい0.02%(2万6千冊)にしかならない

 

このような情報過多の中で

知識を得ること以上に

取捨選択できる能力と情報リテラシー(活用力)

とても大切になってくる

 

もう一つ、大切なことがある

 

今では

ビッグデータ」という言葉が

よく耳にするようになっている

 

世界中のいろんな研究により

今までの常識が非常識になっていること

(以前ではよい食品と言われたものが

今ではよくない食品となっているとか)

 

今まで分かり得ないことが分かるようになってきたこともある

(脳や遺伝子、がん、量子、ナノなど)

 

つまり

自分の今の常識(固定観念)が間違っている可能性もあるということ

 

間違った情報のまま自分の常識にしていたら

当然間違った選択で望まない結果(後悔)を得てしまう

 

結局

知識が事足りることは生涯あり得ない

 

オープンマインドで

自分の世界観(視野)を広げて

最新情報を得ながら、自分の常識を

生涯洗い直し続けなければならないということ

 

そうすることが自分にとっての身を守る術

さらには自分にとって大切な人たちを助けられる術となる

 

誰しも未来のことより

今の安定を維持することが

最も大切なことだと思っていることだろう

 

その安定が今の状態で

未来も維持できるかどうかを考えること

 

誰にも未来がどうなるかは分からない

 

分かることは

人は必ず年を取ることと

年齢を重ねるごとに

それまでできたことができなくなる

 

或いは身体的な生産性(行動力)が落ちる

 

さらに言えば

今のままでは人口減少は避けられない

 

つまり

環境も必ず変化する

 

そんな自分の未来に一番必要なのが「環境適応力」

 

その意味でもご自身の「知識力(量)」と「知性(質)」が

大切になってくる

 

つまり

知的に怠惰では生き残れない

 

いくつになっても活性化していくのが「脳」

 

使わなければもったいない

 

しかし、条件がある

毎日少しでいいので新しい情報を入れること

 

実際、マンネリ化というのは脳にとって「毒」

 

新鮮な気持ちを忘れると脳は活性化しなくなるから