今の世界情勢から学べること

今の世界情勢では

中国というより中国共産党に対する非難が

かなり強まっている

 

知っている人も多いと思うが

台湾を中国の領土とする

香港に対する強硬手段や

ウイグルチベット内モンゴルなどの人権問題(ジェノサイド)

いろいろと悪い話が飛び交っている

 

アメリカやヨーロッパ諸国

オーストラリアなど

親密な関係となっていた国も

手のひら返しで非難決議が可決されているし

実際にいろいろと制限や禁止を設けている

 

それに加え

防衛の観点からも

アジア版NATOと呼ばれているQUAD(クアッド)構想で

日米豪印で着々と中国包囲網を形成しようとしている

実際に軍事合同訓練など

世界の海洋での訓練も含め

中国にけん制を送っている

 

もちろん

中国共産党もそれに負けじと

威嚇(領土侵犯)、既成事実の構築などなど

それに加え前々からの諜報活動で

スパイや賄賂、資金援助、ハニートラップ等々

あらゆる手段で中国を優位に立とうとしている

 

それに加えて

中国やロシアのサイバー攻撃が横行しているが

最近もアメリカでサイバー攻撃によって

ライフラインが断たれたこともある

 

他にも

近隣諸国である

東南アジアとの関係も

両国(中国とそれ以外)のせめぎ合いが起きている

中国は東南アジアとは

華僑というネットワークが構築されているだけに

どうやって中国と分断させるかを

アメリカ等が今画策しているところ

 

例えば

香港の金融市場をシンガポール(実は一党独裁国家)に移すとか

 

何より本気で覇権国家を目指しているのが

今の中国共産党のリーダーである

習近平国家主席

 

そして

その弟分になるのか分からないが

北朝鮮においても同様で

今はあまりニュースにはなっていないが

拉致問題を進展させるために

経済制裁が続いているし

それによって交渉の席につかそうとしている

 

それがかなり効いているという話

 

その北朝鮮のトップである

金正恩朝鮮労働党総書記

一説では死亡説か病気説が出ているし

今のテレビに映っているのは

5人いる影武者のなかの一人とも言われている

 

大ざっぱな説明として

間違っているところもあるかもしれないので

もし興味があるなら

世界情勢はご自身で調べてみよう

 

さて

こころ辺の話は専門家でもないから

確実なことは分からないが

そんな話はさておき

この二人を例にとってみよう

 

悪の枢軸ともいわれる

日本にも脅威をもたらす近隣諸国のリーダーである二人とも

共通なことは多々あるが

一つだけ取り上げれば

どちらも疑心暗鬼で日々を生きていることだろう

 

裏切りにあい殺害されるかもしれないという前提のもとで

日常の業務にあたっているのだろう

(とても自身は真似できないことであるが真似もしたくない)

 

そのための仕組みもしっかりと構築されているとはいえ

心休まる日が本当にあるんだろうかと

かわいそうな人生を送っていると思ってしまうくらい

 

といっても

今のやっていることは

確かに世界から見れば

許されることでもないし

犯罪を犯していることと同じ

 

それでも

自国民を教育によってマインドコントロールしているから

一概には言えないが表面的には崇められているかもしれない

 

しかし

外から見れば裸の王様として

自己満足の世界をひたすら生きている

ただ絶大な権力だけによって

自己重要感は満たされているだろうけど

世界の誰もが尊敬される存在にもなり得ないのに

どうしてそういう「思想」を維持しているのか

力だけで人を動かせるという考えが

なぜ世界に通用すると思うのだろうか

 

このリーダー二人は

環境と子供のころからそう教育されていたからとしても

同じ人間であるはずだから

必ず「良心」は備わっているはずだが

どこでそれが失ったのだろうか

(心の奥底にはあるかもしれないが・・・)

 

もしこの二人が

日本に生まれて育ったら

当然今のような考えになり得ることはなかっただろうし

もしかしたら中国や朝鮮に対して

そんな考え方はおかしいと思ったかもしれない

 

一方で

もし自分自身が日本という国でなく

北朝鮮や中国で生まれ育ったなら

今の価値観や考え方になることも難しかっただろうし

もしかしたら党員として国のために

工作員になっていたかもしれない

国という絶対的な環境によって

これだけの大きな違いが

人を良くも悪くも変えてしまう

 

他にも

国の内戦によって

生活以上に生き延びるためだけに生きている人もいるから

もしそこに生まれていれば

自身はとても今の考え方になっていたかどうかも分からない

 

どんなに先天的に良い性格であっても

いろんなエゴが侵食しやすい環境であれば

そこにそんな考えを持たせないような教育をするなら

子供のころからそれが当たり前として生活していれば

知らない世界に目を向ける機会はないから

絶対変えようがない

 

知恵より暴力が先にくるような生活を望むのは

その国の権力者たちだけであって

国民の暮らしをよくするためという

すり替えた大義のもとに

権力者たちの都合で

やっているだけにすぎない

 

国民としては

争いに関わりたくないのも当たり前だし

あなたたち(リーダー)だけで

勝手にやってくれという声もあるかももしれない

 

望んでいるものはどんな世界でも

平和で安心できる暮らし

 

そんななかで

どこか今の世界観は違うのではないかという思いのもとに

革命を起こそうとする人達も確かにいる

 

としても

それは暴力を使ってだから

必ず多くの犠牲者が出てしまう

争いのない世界はどうして実現しないのだろう

 

平和な国にするのも「人」

 

安心した暮らしにするのも「人」

 

人間の意識は誰もが自分自身だけしか意識できない

世界観を大きく変えるのは

多くの人に原則に基づく共有意識を持たせること

 

そのために

揺るぎない信念とそれに基づく

実際の行為を示すことが必要になる

しかも時間をかけてだ

 

その意味で

非暴力・不服従を貫いたマハマト・ガンジー

とても偉大な人

 

そしてもう一人

揺るぎない信念とそれに基づく行為を示した

よりよい世界を具現化した

中村哲

 

この二人とも残念ながら

凶弾で亡くなっている

 

そしてもう一つ共通していることは

二人共

殺害される覚悟を持って

日々の行為を続けていたこと

 

とても自身は真似できないが

「人を動かす」考え方としては学ぶべきところがある

 

人によってリーダーとしての考え方とは違うかもしれないが

あくまで自身のリーダーの考え方として

人を動かすとは

自分の思い通りに動かすことではなく

人を導き、人にリーダーシップを発揮させることだから

 

余談として

今の世の中

軍事力を増強することで

軍事力を使わずとも

抑止力によって防衛するというのが常識となっているが

その軍事力を行使するのも「人」

 

そう

国のリーダーとしての資質は

何より人格、人間性が最も問われる

 

それがあっての

政策実行力

発信力

戦略や戦術でもある

 

「人」が世界をつくり

その世界が「人」を動かす

 

つねに世の中を読み解くには

世界の歴史認識や文化の違いを理解するより

その世界を動かす一部の「人」が何を考えているか 

 

それが原理原則に基づいたものかを考えてみよう