あなたのエゴという権力にご注意を・・・

  自分の人間性は脆いと自覚していますか

 

  心に負荷がかかったとき

  間違ったとき

  失敗したとき

  損したとき

  心の状態が悪い時

  無意識(エゴ)が

  自分の人間性(感情)に

  働きかけることを

  心に余裕があるときに

  十二分に理解しよう

 

  やる目的は何かを

 

  人生の質を高めるには 

  自分や環境を自らよりよくすることだから

 

  たいてい人は

  より簡単に

  より楽に

  より安直なものに飛びつくから

 

  もちろん

  世の中には

  汗もかかず

  悪知恵を働かせて

  自分だけ利益を上げようとする

  知性の高い人もたくさんいる 

 

  そういう人の声にも

  惑わされずにしよう 

 

  そんな人が

  情報過多の中に埋もれる存在である

 

  フランスの哲学者ミシェル・フーコー

    「権力」は自分の外(警察、軍隊、政治とか)にあって

  自由を抑圧していると思っていることすべてがデタラメだという

 

  本当は

  「権力」は自分のなかにあり

  自分自身が自分を縛り付けている権力だということ

 

  人は自分は善で

  自分の外にある悪とたたかっていると

  勘違いしてしまう 

 

  自分を磨くことが

  人格者になることではない

 

  フーコーが言うように

  人は偉くなるほど

  自らの内なる権力から目を背け

  外に敵をつくって偽善を隠蔽しようとする

 

  自分なりに解釈すると

   人は思い通りになるほど

  或いは思い通りにならないほど

   自分のエゴから目を背け

  外に原因をつくって自己正当化するようになる

  自分の都合のいいように解釈する

 

  これが強くなると

  どんないい人(或いは優れた人)でも

  ばれなければ何でもありになってしまうし

  さらに強くなると

  犯罪にまで手を染めてしまう

 

  人は無意識レベルでは

  自分事が一番の関心事であり

  自分視点(基準)でしか見れないし

 (客観的に見ていると思っているだけ)

  人を理解することより

  人に理解されようと

  解釈、意味づけ、言動、行動する

 

  これはどんな場面、環境においても

  家族レベルでも

  組織レベルでも

  社会レベルでも

  個人レベル(エゴ)の集合体が

  同じようにそういう環境(文化)を作っていく

 

  人の中にある権力が

  都合のいい環境を育て

  都合のいい環境が

  人の中にある権力を肥大させるから

 

  しかも無自覚に

 

  それほど

  意識より無意識の力は圧倒的に強い

 

  それによって

  方向性も解釈も意味付けも

  すべてを変えてしまう

 

  だから

  一方向ではなく双方向つまり

  フィードバックし合える環境にすることは

  とても大切

 

  周りの声をしっかり

  良くも悪くも聴ける心を持とう

 

  周りにイエスマンを作らないこと

   (肩書や名声、上下、年齢にとらわれず、対等に接すること)

 

  見えるものすべてで考えないこと

 

  部分最適ではなく全体最適を考えること

 (周りとの関係性や一連の流れを考えること)

  

  などなど他にもいろいろあるが

 

  よりよくしていく環境や自分は

  お互いの(相互依存)

  自らの思考力と行動力によるものだから

 

  今の心地よい環境が

  本当によりよくなっていくのかを

  幸福の持続可能性なのかをよく考えてみよう

 

  自分を磨く意味を

  環境を整える意味を

  忘れないようにしましょう