取捨選択能力を磨く

何を基準に信頼すrか

 

便利な世の中になった

 

知りたい情報がかなり早く知り得ることができるようになっている

 

ただ

情報過多でどれが本当によりよい選択なのかが分からないのが現状

 

その時点で欲する情報がすぐに簡単に得られることいいこと

 

どれを信用できる情報なのか分からないのが現状

 

もちろん

身近な頼れる人がいればいいだろうが・・・

 

そうは言っても

最終的に決めるのはあなた自身

 

自分が選択決断したものに後悔しないようにしたいもの

 

言うなれば

今では「取捨選択能力」を高めることが必要となっている

 

それではどうやって、その力を身につけていけばいいか

 

一つ考えてみよう

 

まず

何よりご自身をよく理解しているか

 

つまり

誰もが持っている無自覚な人間の性質を知っているか

 

人の心理として自分に都合の良い情報を選んで

それを信じたいという傾向がある

 

今のコロナ禍で

憶測も含めた様々な情報が飛び交っているが

このような混乱時に出てくる

いわゆる「フェイクニュース」や「陰謀論」などにも

そういった心理が影響している面がある

 

誰もが持っているこうした心理的傾向は

認知心理学で「確証バイアス」と呼ばれるもの

 

確証バイアスとは

何かしらの仮説を検証する際

それに都合のよい情報ばかりを集め

逆にそれらを否定するような情報を

無視してしまうような心理傾向を指す

 

こういった心理は

有事のときだけのものではない

 

自分が信じていることの確証を得たり

人を説得したりしたいと考え

様々な情報の中から

それに都合のよい話やデータばかりを

重視してしまう場合も同様な心理

 

身近なところで

「B型だから」「O型だから」という血液型だけで

先入観を持ってしまうケースや

SNSで同じ意見の人ばかりと集まって

自分の考えがやはり正しいと思い込んでしまうようなケースも

確証バイアスに陥っている状態

 

何より自分の信じたものを否定されることは不快なもの

 

第二にたいていが面倒なことや関心がないことに対しては

より簡単により早くより楽にできるように無自覚に選択する

 

そういう意味でどんなに多くの情報が公開されていたとしても

相応に比較検討或いは精査することはあるかどうか

 

まずもって

自分自身は専門家ではない

 

つまり

発信する側と受け手の情報量は常に非対称

 

その分野に通じる専門家とは明らかに差がある

 

根拠がある無しに関わらず

専門家や権威ある人が発言するだけで疑うことはないだろう

 

信頼を「その人」より「肩書」「地名度」に基準を置いている

 

では

その専門家によっても意見が分かれることがある

 

そんなときはどうするか

 

例えば

今話題にもなっているし

関心もあるところかもしれないが

新型コロナに効果のある「ワクチン」が待たれるところ

 

その「ワクチン」においても

「ワクチン」は効果があるという専門家もいれば

「ワクチン」は不要或いは有毒だと言う専門家もいる

 

命にかかわる問題にもなり得るから

どこで判断すればいいのか

 

ここではどちらが正しいかは示しさないが

こういった問題は多数意見、少数意見でも分かれる

 

しかし

必ずしも多数意見が正しいとは限らないのが

歴史を振り返れば分かること

 

中立であるはずの報道でさえ

一方向の根拠しか示されないことはよくあることだから

 

そういう人間の性質を踏まえれば

ご自身の今の考えと得た情報が本当に正しいのかと建設的に疑うこと

 

そうはいっても

最終的な決断判断するにあたって

何を基準にすればいいのか

 

あなたの日頃の意識はどこに向けていますか