100年以上前からアメリカも今の日本と同じ現象をたどっていた

リンカーン大統領は

南北戦争時(1861年~1865年)

戦費調達等も含めた財政難のとき

政府紙幣を発行した

 

その政府紙幣は裏が緑色からグリーンバックと呼ばれ

不換紙幣でまさに政府の信用だけで大発行している

 

この動きは

ロスチャイルドグループが

南北戦争を煽って

リンカーン大統領に

戦費を年利24%~36%の高金利

借入を働きかけたがそれを断って

政府紙幣を発行することで回避した

 

それに対して

ロンドンの『タイムズ』紙によれば

ちなみに

タイムズはロスチャイルド家

最初に傘下に入れた第一号のメディアである

 

「この北部共和国に起源をもつ有害な財政政策が定着してしまえば

米国政府はコスト無しに通貨を供給できるようになる

そして債務を払い終え、債務はゼロになるだろう

通商に必要な通貨も全て賄える

世界の文明国の歴史で前例のない裕福な政府になる

全ての国の頭脳と富は北米に向かう

米国政府を潰さなければ

地球上のあらゆる君主国が潰されるだろう」

 

つまり

政府紙幣発行は有害な財政政策であると

 

日本でも思い切って財政を拡大することは

有害な財政政策となるそうだ

 

コスト無しに通貨を供給できることが

何が有害なの?

 

有害になるのは

ロスチャイルドグループ(グローバリズム勢力)にとってはでしょう

 

何せ権力コントロール不可能状態になるから

 

それに加え

債務は政府紙幣で償還すればいい(債務ゼロとなる)

 

富を創出するのは

グローバリズム勢力ではないのであって

民主的手続きで国民から選ばれた人たちによって

成り立つ政府が裕福になるのは当然の成り行き

 

アメリカが

そんな政府であれば

必要なときに必要なだけ

有意義のある有効な資産を次々に創出できる

 

だから

アメリカ政府を潰さなければ

ロスチャイルドグループがおさえている他の国は

潰されるだろう

 

ということを

ロスチャイルドグループ傘下のタイムズ紙が

堂々と書いている

 

そして

時系列的にその後

ジョン・ウィルクス・ブースによって

リンカーン大統領は暗殺される

 

あまり知られていない話として

その同時刻にブースの仲間によって

リンカーン政権のウイリアム・スワード国務長官

自宅で襲われている

 

しかし

その事件は暗殺未遂に終わっている

 

一連の暗殺事件の動機は

外交問題ではなかったかという見方があるが

 

もうひとつ深読みすれば

国務長官は暗殺未遂に終わっているので

外交問題に見せかけて

ほかの動機によるもの

つまり

ロスチャイルドグループの仕掛けによる見方が

有力な見方として知られている

 

流れをもう一回振り返ると

 

ロスチャイルド家等とイングランド銀行

金を押さえて金本位制を導入する

 

金の裏付けをもって

民間所有の中央銀行が紙幣を発行する

 

それを政府が金利を払って借入れする

 

この構造が

大英帝国、ドイツ、フランス、ロシアで先行していた

 

そして金鉱開発で1848年

カルフォルニア、オーストラリアそして南アフリカ

金自体もロスチャイルド家等が押さえていった

 

アメリカは

1792年貨幣法によって金銀複本位制にしていた

そもそも金にこだわっていなかった

 

そして

1873年までは

銀塊を造幣局に持ち込めば無料で

ドル通貨に鋳造してくれた

 

1861年~1865年

リンカーン大統領時に南北戦争が勃発

財政難によって正貨支払停止

 

1862年1878年

政府紙幣大発行で

金利の銀行借入を回避

 

この回避は

グローバリズム勢力との対決が鮮明となり

マネー主義の牙城を

反グローバリズムリンカーン大統領が

全否定した形となった

 

マネー発行は政府の大権だから

リンカーン大統領の決断は

もちろん正しいことだった

 

しかし

一番の牙城に手を加えようとすると

最後は反社の世界観で

自分の手は汚さず

マネーの力で排除してしまう結果という

歴史が繰り返されている

(もちろん疑いはあっても証明はされていない)

 

リンカーン大統領以降は

大統領選挙は

グローバリズム勢力色に染まった人になっていく

 

1869年~1877年

ロスチャイルド傘下のグラント大統領時は

選挙の争点は金か政府紙幣かという

グローバリズム勢力がと反グローバリズム勢力の対決となった

 

今も変わっていない対決情勢(東部VS中西部・西部・南部)となっている

 

東部のロスチャイルドオーガストベルモント、金融・工業資本

VS

中西部・西部・南部(農民)

 

(ちなみにオーガストベルモントの娘婿が日本開国をさせたペリーである)

 

経済を牛耳られても

最後まで自立して戦える人たちが農民である

 

実はこの時期

大農法(機械化)がアメリカで大発展していて

農業投資で

過剰債務・過剰生産・農業物価格下落したため

デフレになってしまった

 

デフレ時は

農民としては当然

インフレ志向(所得向上)を望んでいる

 

しかし

金本位制は経済成長のときは

必ず足かせとなる

 

だから

自由に発行できる政府紙幣を支持する

 

今の日本も同じ

財政規律(=金本位制、通貨発行制限)は

現に足かせとなっている

 

一方で

グローバリズム勢力としては

金本位制確立に向けて

傘下の大統領に政策展開させる

 

しかし

中西部・西部・南部の草の根のアメリカ国民は

政府紙幣回収に抵抗した

 

実は

政府紙幣は大量に発行されていて

その当時のアメリカ国内で流通していた紙幣で

一番多くを占めていたのは

リンカーンが発行した政府紙幣だった

 

それをグローバリズム勢力は回収しようと

躍起になっていたが

それに抵抗して使い続けた

 

そのとき

政府紙幣増発運動も起きている

 

さらには

グリーンバック党という政党もできて

選挙で大躍進している

 

このあと

こういった闘争がつづいてく

 

そのなかで

1891年に人民党を創立する

 

これは農民と労働者のポピュリズム(人民主義運動)を展開する

 

このとき

グローバリズム勢力は

金本位制によってマネーの価値が落ちないようにするという

論陣を張っていた

(財務省と同じ論理なので

ここで学んだあなたなら「そんなわけないだろ!」と言いたくなりませんか)

 

それに対抗して人民党は

銀貨無制限自由鋳造を柱にした

 

1892年の大統領選挙では

人民党のウィーバー候補が健闘して得票率8.5%だった

 

二大政党(民主党共和党)の大統領候補においては

どちらもグローバリズム勢力に押さえられていて

この時から茶番な選挙となっている

(去年の中間選挙みたいに)

 

1893年~1897年に

ロスチャイルド傘下のクリーヴランド大統領は

金本位主義に戻し銀貨撤廃を狙ったり

オーガストベルモント、モルガンに破格で国債を販売したり

ロックフェラーも含め60家系が

マネー・トラストが鉄道を始めとして産業支配を強めていった

 

今日はここまで

 

だんだん

日本が当時のアメリカの状況と重なってきます

 

しかし日本の現状においては

対峙もなく(知られていないし知らないので)

日本の権力者と影響力ある知識人を支配し

国民の多くがその人たち信用して

地球市民として

従っているだけ状態となっている

 

それでいいですか