あなた自身の人間性に目を向けてみよう

日常生活において人間関係で悩むことがありませんか

 

日々接する人のことは理解しているはずなのに

なぜ悩むことがあるのだろうか

 

なぜ人に不満を持つことがあるのだろうか

 

家族関係

職場でも上司との関係

同僚との関係

後輩との関係でもうまくいく人いかない人の違いは何でしょうか?

 

日々接している人のことは理解していると思っているはず

 

それなのに

状況によっては嫌なことを言われる

厳しいことを言われる

 

理解してもらえてない不快な思い

 

そんな不快な感情を我慢することはありませんか

 

あるいは

言いたいことを言えない関係性になっていませんか

 

主張できず、意見できず言いなりになっていませんか

 

したくもないことを頼まれても

関係性を悪くしたくないために断れない自分になっていませんか

 

そういう自分にとっては

原因は相手にあるのだろうか

 

相手がもっと気遣いがないと

相手が変わらないと

相手が自分を理解していないと

口には出さずとも「心の中」で思っていませんか

 

それとも

その相手がいないところで

他の人にその不満の数々を言っていませんか

 

それで心(不快な気持ち)を静めていませんか

 

いわゆる

「愚痴」と言われるもの

 

日常で起こり得る不快な気持ちを我慢したり

愚痴を吐きだしたりして

たいていは自分の立場(心)を守るだけに集中してまうもの

 

しかし

誰もがお分りのことだとは思うが

そんな応急処置的なものを繰り返しても

相手のほうから歩み寄ってくることはない

 

良い人間関係は幸福をもたらすものだが

悪い人間関係は不幸をもたらす

 

人間関係における本当の問題は何だろうか

 

日々を幸福に暮らすための大きな要因として

一つ考えてみよう

 

まず

そもそも人間関係は自然に円滑に

そしてスムーズに築かれるものだろうか

 

どんな人間関係であれ

信頼関係が築かれるまでの「順序」と「プロセス」がある

 

つまり

関係性に先立つものは、自分自身の人間性

 

人間関係づくりに最も大切な要素は

自分自身はどういう人間であるのかということ

 

関係を築き始めるべきところは

まず自分の人間性を磨くことから始めよう

 

その人間性の基本は

自制と自己のコントロールができるようになって

初めて他人との充実した関係が築かれるもの

 

実際のところはそれがなくても

条件や環境によっては

ある程度の人間関係は築かれることだろう

 

しかし

困難が訪れたとき(大小あれどたいていどこかで訪れるもの)

その土台がなければ簡単に人間関係が崩壊する

 

といっても

完璧な人格を目指しましょうと言いたいわけではない

 

良い人間関係の構築は「日々」の信頼ある行為の積み重ねのうえだから

 

その信頼ある行為の積み重ねが人間性を磨くということ

 

それなしに

自分の要望や頼み事ばかりを気持ちよく聞いてくれることはないだろう

 

その行為のひとつとして「誠実さ」を示すことだ

 

「誠実さ」とは言葉を行為に合わせること

 

誠実さを示す方法のひとつは

その場にいない人対して誠実になること

 

たとえば

自分と相手と二人で

その場にいない人に対する不満を言っているとしよう

 

次に

その二人の間に何か問題が起きたとき

二人の関係はどういうものになるだろうか

 

自分が相手の不満を他の誰かに言っている姿を

容易に想像できないだろうか

 

自分がどういう人間なのか

相手はすでに知っているからだ

 

相手とは面と向かっているときは話を合わせ

背を向けたらその相手の不満を言う人に

信頼関係が築けるだろうか

 

誠実さとは簡単に言えば

すべての人々に対して原則に沿って平等に接すること

 

それを地道に続けることで

相手との信頼関係のプロセスを経ていくことだ

 

しかし

誠実さゆえに

意見の衝突や不快な状況に陥ることもあるだろう

 

そのために多くの人は

最も抵抗の少ない道を選び

人の陰口に言い

秘密をもらし

他人の噂話に興じてしまう

 

 

そのうえで

もうひとつプロセスに大切なことがある

 

人間性を磨くのはそう簡単ではないだけに

私自身はこれがもっとも大切なことと考えているが

「自分の内面(心)を育てる」ことだ

 

そのひとつとして

「自分の弱さ」を素直に認めるようになること

 

そして

日常で自分の弱さをさらけ出せるようになること

 

これは心の安定性にとても役立つ

 

たとえば

不快で不都合な状況でも

「私は間違っていました」とか

「私にはできません 苦手です」と

素早く心から謝ったり認めたりするのと

 

相手の間違いや欠点を探し出し

それを自分自身の言い訳に仕立てようとするのでは

どちらが良い人間関係につながるだろうか

 

当然のごとく

前者が相手に対する信頼回復や継続につながるのと同時に

自分の心がとても楽に感じられるようになる

 

良い人間関係の構築は先立つもの(人格形成)があってのことであり

実際の行為のプロセスがあってのもの

 

相手に原因を求める前に

自分の人間性に目を向けてみよう