今のあなたの世界観と人間性を観察してみよう

生まれたときから

自分にとって都合のよい持ち札が

用意されていることはないということは

もう理解できているだろう

 

また

たまたまあったとしても

それが続くことはないことも

もう理解できるだろう

 

それまで至るプロセスと

至った後のプロセスは

基本やることは変わらない

(経験値が上がるから本人の内面はかなり変わるだろう)

 

人生が保証されることがないから

持ち札のなかで人生に活かせるように磨き続ける

延々と続くプロセス

 

その中でもっとも重視すべきことが「人間性

 

あなたにとって

 

どんなにいい職場であろうと

 

どんなにいいマニュアルであろうと

 

どんなにいい人間関係であろうと

 

どんなにいい経営であろうと

 

どんなにいい戦略であろうと

 

どんなにいい戦術であろうと

 

どんなにいい人生であろうと

 

それを始めるのも人なら

 

それを維持するのも人なら

 

それをダメにするのも人だから

 

なぜ初心を忘れるのか

 

なぜ怠慢になるのか

 

なぜモラハラが横行するのか

 

なぜ理解してもらえないのか

 

なぜ不合理なことばかりなのか

 

なぜ認めてもらえないのか

 

なぜこれくらいのことができないのか

 

などなど

 

あらゆる

不都合なこと

不快なことは

誰しも思ってもみなかったところで

起こってしまうもの

 

自分の世界観(常識)で見れば

予想と期待が外れた状況

 

そのとき

その瞬間に

世界観を広げようとする心が持てるかどうか

 

ここで

名著『人を動かす』から一節

 

「腹を立ててはいけないー

 

何に腹を立てるか

それで人間の大きさが決まってくる

 

まず相手のことばに耳を傾けよー

 

相手に意見を述べさせ最後まで聞く

さからったり

自己弁護したり

論争したりすれば

相手の障壁は高まるばかりだ

 

相互理解の橋をかける努力こそ大切で

誤解の障壁をかさ上げするなど愚の骨頂である

 

率直であれー

 

自分が間違っていると思う点をさがし

率直にそれを認めてあやまる

 

それで相手の武装がとけ防衛の姿勢がゆるむ

 

相手の意見をよく考えてみる約束をし

その約束を実行せよー

 

相手のほうが正しいかもしれない

 

自分の言い分を通すのに

急なあまりあとになって

『あのときいったのに

  こちらのいうことを聞こうとしなかったではないか』などと

言われる破目になるより

初めに相手の主張をよく考えてみる約束をしたほうが

はるかに事は簡単だ」

 

引用はここまで

 

これらを読んでどう思いますか

 

もちろん

意識してみることは

あなたの人生にとって

とても有意義なことだろうが

これらを意識してみようということではない

 

人によっては「なるほど」と

今は思うかもしれない

 

しかし

感情的になったり

心が荒んでいたり

機嫌が悪かったりと

心に余裕がなければ

まず間違いなく上記のことは無視する

 

そのときが視野を狭くする瞬間だとも言える

 

それ以上に

日常において意識すること自体

必要がないのかもしれない

 

今のやり方で

別に我慢できるレベルなら

 

閾値を超えない限りは

人は成り行きに任せるなら

何も変えることはない

 

ここでは

よりよく変えたいならの話

 

あなたのどんな状況、文脈で

どんな心の状態(感情)なら

それらを無視させるか

或いは意識しようという心になるかを

自己観察と思考をしてみよう

 

そうすれば

あなたの最悪の人がらが出ないように

対策を前もってとればいいだけの話

 

しかし

それでも完璧にできることはない

 

仕事場や顧客との関係性や

仕入先や銀行の営業マンとの関係性など

さらには家族関係、親族関係、近所との関係性

そして友人との関係性

 

あなたからの刺激によって

或いは相手からの刺激によって

あなたや相手がどう反応するかは

完全に把握できることはできない

 

あなたのなかにも

相手のなかにも

知らないところで(無意識)

脳の仕組みとして

どの政党(考え)が顔を出すかが分からない

 

 エゴとして考えるか

 

よい人がらで考えるか

 

 何より

良い人間関係によってしか

あなたの幸福の持続性は望めない

 

そして

あなたがコントロールできるのは

あなたが良い影響を与えるための

あなたの日常の行為だけ

 

それが周りにどう受け入れられるかは

人によるから全て同じ反応とは限らない

 

でもそれに一貫性がなければ

持続性を失ってしまう

 

そういう意味では

価値観に沿って生きることが

あなたの行為に一貫性を持たせる力を持つ

 

それが一つの信頼という

土台形成であり

生涯つづくものと考えよう