幸福感が高まるのは「貢献した」とき

自分にとっての本当の価値観を見つけ出す作業は

骨が折れるような作業

 

抽象的なことに対して具体的に当たはめて

日常に反映しなければならないから

 

逆に

自分以外の人の具体的なものを

原理原則的な部分などを抽出して

抽象的に理解していなければならないことも

骨が折れる

 

つまり

抽象と具体の行き来は

日常での訓練あるのみ

 

だから慣れていないなら

よくよく考えたとしても

自分がしっくりくるような価値が出てこないケースも多々ある

 

正解がないものに答えるのだから

 

そもそも「価値観の明確化」が

人の生理に反した行為だから

何も浮かばなかったとしても仕方ないこと

 

そんなときは

いったん「最大公約数の価値観」に従ってみるのも手

 

多くの人に共通する価値観をとりあえず採用して

自分の不安感がやわらぐかどうかを確かめてみよう

 

ミシンガン州立大学が

約20万人分のデータを精査したメタ分析によれば

人間は以下の4つの価値観に幸福を感じやすい性質を持っている

 

 

  • 多様性 仕事や人間関係に多彩さがあること

 

  • 困難  人生のタスクに適度な難しさがあること

 

  • 貢献  他者の役に立っているかどうか

 

いずれも納得の要素だが

このなかで飛び抜けて影響が大きいのは「貢献」

 

自分の行動が

他者に良い影響を与えていると

確信できたときほど

あなたの幸福感は高まりやすくなる

 

かつてキング牧師が聴衆に語りかけた

「人生で最も永続的でしかも

緊急の問いかけは

『他人のためにいまあなたは何をしているか』である」

という言葉は定量的なデータでも裏付けられた事実

 

もし未来の選択に不安を感じたら

試しに「誰かの役に立つ行動はなにか?」を考えてみよう

 

その瞬間にあいまいだった未来は

いまここに収束し

不安が情熱に変わる

 

価値観に沿った行動を取る限り

あなたの未来にはもはや失敗があり得ないからである

 

著書の引用はここまで

 

今日の内容で分かる通り

だれもが当たり障りもなく

「貢献」というものに価値を見出すはず

 

自身にとっては

自分の行為が貢献できたとき

最も自己重要感が得られると思っている

 

ただ

それが何で貢献するかは

日々問い続ける必要はある

 

その行為そのもので

人に良い影響を与え

人が良い影響を受ける

 

逆もしかり

 

そこに信頼というものが生まれる

 

それが良い人間関係を維持する土台形成

 

あなたは人から必要とされてますか

 

或いは

あなたは人から必要とされるように

日々努めていますか

 

そこに自分の仕事(適職)の方向性が見えてくる